四国にある長さ日本1位・2位のエスカレーター!「マジックストロー」と「エスカヒル鳴門」

エスカレーター
Wiki591801, CC BY-SA 3.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Reoma_World_1.jpg

こんにちは!今回は日本一長いエスカレーター「マジックストロー」について解説します。エスカレーターは乗り物?と思われるかもしれませんが、一般社団法人日本エレベーター協会のホームページ昇降機百科によると、「エスカレーターは、子供からお年寄り、またお体の不自由な方でも気軽に利用できる身近で便利な乗り物です」とあります。皆さんはどのくらいの長さを想像されますか?

日本一長いエスカレーターは四国の遊園地の中にあった!

日本一長いエスカレーター「マジックストロー」は、香川県丸亀市の遊園地「NEWレオマワールド」の園内にあります。

「マジックストロー」はアジアの寺院をイメージしたエリア「オリエンタルトリップ」がある山の上へ行くためのエスカレーターです。1991年に上下各1台が設置されました。延長96m、高低差42mで、所要時間は3分14秒です。三菱電機が製造しました。中間駆動方式です。途中には踊り場のように水平になっている部分がありますが、これは利用中の恐怖や不安感を軽減する為に設けられたものです。

「マジックストロー」は夜になるとライトアップされており、イルミネーションイベントではさらに電飾で彩られます。

日本で2番目に長いエスカレーターも同じく四国に!

日本で2番目に長いエスカレーターも同じく四国にあります。徳島県鳴門市の鳴門山にある観光施設「エスカヒル鳴門」のエスカレーターです。エスカヒル鳴門のエスカレーターは2台を乗り継ぐ方式で上下各1組が設置され、本館と展望棟を結んでいます。

2台を乗り継ぐ方式を採用したのは故障や災害といったトラブルへの対応や、恐怖感の緩和、長時間同じ姿勢で乗ることによる疲労感の緩和のためです。日本で2番目に長いエスカレーターとなる長い方の全長は68m、高低差は34mで、所要時間は3分です。完成した当初は「東洋一のエスカレーター」と呼ばれていました。途中に踊り場は無く、先から先まで見渡すことができます。もう一方のエスカレーターの高低差は5.75mとなっています。

エスカレーターは日立製作所が製造しました。海に近い為、ステンレス鋼を多用した仕様となっています。エスカレーターを覆う屋根と壁はガラス張りのシースルー構造となっており、展望を楽しむことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は日本一長いエスカレーター「マジックストロー」について解説しました。

マジックストローは園内のエリア間の移動手段であると同時に、日本一長いエスカレーターに乗る体験ができるアトラクションでもあります。そして、日本で1番長いエスカレーターと2番目に長いエスカレーターは、どちらも四国にありました。四国観光の際には1位、2位のエスカレーター体験をお楽しみください。

最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ他の記事もお読みになってください。

参考文献

エスカレーターのかがく 成山堂書店 元田好孝 宇佐美誠史

すごいエスカレーター 田中美葉 エクスナレッジ

日本一長い マジックストロー|レオマリゾート・NEWレオマワールド

マジックストロー(ニューレオマワールド)|TOKYO ESCALATOR

業界関係者も「わかりません…」四国とエスカレーターの「ある謎」を探る|at home VOX(アットホームボックス)

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